How to use Japanese make a mistake?
 
貴方の日本語、間違えていませんか?

★☆ 大丈夫デスか? その日本語 ☆★

 『間違った日本語』ってコトバ自体、間違えなんです
◆ 『誤用』は勿体無い!

どこからが「間違った言葉」か、なんてことは非常にむずかしいですが。

普段、何気なく話したり書いたりしている言葉や言い回しが、実は間違っているのに、当の本人が気づいていないということがよくあります。そして話を受けた相手は、意図を誤解したり、あるいは間違いをどう指摘したら良いのか困惑して、複雑な気持ちになるものです。
これが親しい間柄とのやりとりならまだフォローもできますが、取引先との大事な商談や、大勢の人を前にしたスピーチだったら――怖い。それはかなり怖い。

読み書きの基本的なミスや、ことわざの間違った解釈、文法的な誤り等から生じる、コミュニケーション上のトラブルによって、本人が必要以上に低い評価をされてしまうのは、勿体無いと言う他ありません。
そして、その重要さに皆が気づき始めたからこそ、最近の「日本語ブーム」があるのかもしれません。

『ブーム』は一過性のモノがほとんどですが、折角注目を浴びているコトだし、ここらでヒトツ、自分の日本語の『誤用』を『御用』しちゃいましょう!

…ちょっと寒かったか。



◆ 『全然いい』は、全然いい?

日本語の誤用をピックアップされるにあたって判明しましたが。
「コレは間違えてる!」と思っていたコトが、実は正しかったってコトも、案外多いものです。

例えば「全然いい」。

「全然」は、昔から否定と呼応する形で使われてきたものなので、『いい』という肯定の表現に使うのは如何なものか? と、結構よく聞きますよね。
ところが、歴史的に見ると、もともと「全然」は江戸時代の後期の頃に中国から入ってきた言葉で、「全く然り(まったくしかり)」という訓がそのままあてはまるものでした。従って、<まったく><すっかり>や<まるっきり>などの訓もあてられていたようです。
そして明治時代以降、「全然…ない」「全然…ずに」など、否定と呼応する用法とともに、肯定の表現にも使われてきています。 何しろ、かの文豪・夏目漱石や芥川龍之介の作品にも、確かに「全然―――委任することにした」「全然―――支配されている」というような表現が出てくるのですから!
「全然」を肯定表現で使うのは必ずしも間違いではありません。多くの国語辞典では『俗語』としていますが、否定的な状況や概念を覆して『まったく問題なく』の意味で使う用法(「大丈夫?」「全然平気!」)や、二つの法を比較して使う用法(「こっちの方が全然いい!」)は、現在、一般化していると言えます。

「コレは違うだろう」と思っていた表現が、実は全然良かったという言葉として、他にも「すごい美味しい」「台風が上陸する可能性があります」などが挙げられます。

どんな言葉もそうですが、「ソレはおかしいからダメ!」と否定するのではなく、どのように使っているか、その使用状況をきちんと観察してから、その正誤・適否を判断すべきなのかもしれませんね。


◆ アクセント統一現象!?

ところで。
使い方や言い方の間違いを指摘するネタは、最近本当に沢山りますが、意外にないのが『アクセントの間違い』

昔「アクセントは頭につけるんだ!」――と叫ぶお父さんが出てくるCMが昔ありましたよね。娘さんが「カレシ」をまっすぐに発音するのを聞いて、「もう一度言ってみなさい」とお叱りになってるお父さんの、あのCM。
考えてみれば、あのCMくらいじゃないでしょうか、世間に拡がっているアクセントの乱れを堂々と指摘したのって。

本当はちゃんとアクセントを持っているのに、まっすぐに発音してしまう最近の現象を、「アクセントの平板化現象」と言います。
CMに出てきた「カレシ」だけでなく、例えば「ギター」や「映画」も、従来は頭にアクセントを持つ『頭高型』の言葉でした。しかしいつのまにやらまっすぐに発音する『平板型』の言葉になり代わり――気がつけば、「カレシ」以外の例文は『NHKアクセント辞典』でも、平板化で発音してOKとの表記が!
時代は変わるものです(しみじみ)

『言葉は生き物』ですから、使い方や形態だけでなく、アクセントもまた移り変わっていくのは仕方がないことなのでしょう。
しかし、日本語アクセントって『高い』と『低い』しかないのに、それをなくして全部『まっすぐ』にしてしまったら、同音異義語の区別をどうつければいいのでしょうか?

メディアが発展している今、言葉だけでなく、アクセントの乱れも、あっという間に世間に広まってしまう昨今。 だったら反対に『正しい日本語』も、やろうと思えば、見事に取り戻せそうな気もするんですけれど。…まだちょっと難しいかな?

あ、でもせめて…

個人的ですが、某国営放送のニュース番組に出てくるレポーターのアクセントの乱れは、本当にどうにかしてほしいかも…(苦笑) いえ、『喋り』を主としたお仕事をしていないからしょうがないのかもしれませんけれど。 でも結構ヒドい人は、本当にヒドいですよ〜?





な扱いしてると、大題★ 

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