Origin of Japanese
 
日本語の由来

●○ 文   法 ○●


文構造


日本の文構造は以下の通り。

基本文型  ⇒ SOV型
  文を作るときに、
  
主語(Subject) →
   目的語 (Object)→
   動詞 (Verb)
        の語順
をとる言語。

  *修飾語は被修飾語の前に置
   かれる。

  *付属語において、後置性
  見 られる。

日本語の
文法構造の一例

図をクリックすると
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見られます。
(別窓で開きます)

語構造


 ・ 自立語
    ・ 活用しない
       ・ 名詞(体言)
       ・
副詞
       ・
連体詞
       ・ 接続詞
       ・ 感動詞
    ・ 活用する(用言)
       ・
動詞
       ・ 形容詞
       ・
形容動詞
 ・
付属語
    ・
活用しない(助詞)
    ・ 活用する(助動詞)

・ 活用形
  ・ 未然形
  ・ 連用形
  ・ 終止形
  ・連体形
  ・ 仮定形(古文では已然形)
  ・ 命令形


日本語の語構造について書いていったら、こんなに長くなってしまいました(汗)
さすが『日本語』。タダモノではありません。

これに補足するとしたら、例えば『語』について。
『語』は、言語の構成単位の一つであり、一つ以上の形態素からなります。語が集まることで句、節、文が作られます。
一つの形態素からなる語を単純語、複数の形態素からなる語を複合語といい、文法的な役割を持つ語を機能語、それ以外の一般的な意味を持つ語を内容語といいます。

…こんなふうに、『言語』についてつきつめていくと、それこそ際限がありません。

日本語って本当に複雑でややこしい言葉!
…ですね。

文法理論


日本語の本格的文法理論は、江戸出身の国語学者・大槻文彦(1847-1928)から始まるとされています。大槻は、当時の文部省から国語辞書の編纂を命じられ、その必要に応えるため、英語の文法に範をとって、文法理論を構築しました。
(注:ただし、これはそれ以前に日本語の文法理論が存在してなかった、ということではありません。むしろ、本居宣長(1730-1801)等、当時の日本語学者によって、日本語の本質に迫った文法理論は存在していました)

現在、小中高校で教えられる文法は、日本語の音韻史の研究でも知られる橋本進吉(1882-1945)が確立した文法です。
この橋本文法の他に、山田文法、松下文法、時枝文法と呼ばれる学説主唱者の名を冠した文法があり、この 『四大文法』と呼ばれる4つの文法が、現代日本語文法において大きな位置を占めています。

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参考: ウィキペディアフリー百科辞典