Japanese Accent
 
日本語の発音

◆◇ 日本語の子音 ◇◆


子音ってどういう音?


子音は、調音音声学で言うと
「ことばを発音するとき、舌、歯、唇または声門で、声道(発声器官の空気の通り道)を完全、部分的あるいは瞬間的に閉鎖して発する音、声道を極度に狭めて息の摩擦音を伴わせて発する音、息の摩擦音を伴わない程度に声道を狭めて母音の前または後に極めて短く発する音および息(肺気流)を使わずに発声器官で発する音」
―――をいうんだとか。
やはり文字で表現すると、どうも理解しづらい内容になってしまいますね。

通常、子音だけでは音節を構成しません。1個の母音を音節の主体、即ち音節主音にして、その母音の前後に1個または複数個の子音を組み合わせて音節を構成します。
小学校の時にお世話になった【五十音表】を思い出してみましょう。あの表では、似た子音を持つ仮名が、ひとつの行を構成しています。

日本語の子音を、ヘボン式ローマ字の書き方で区別してみますと、下記の通りになります。
● 無声子音   k s sh t ch ts h p
● 有声子音
  ・濁点を使わない
     鼻音    n m
     半母音   y w
     鼻音、半母音以外  r
  ・濁点を使う   g z j d b

子音の種類


子音を分類すると、実に様々な種類があり、分類方法によっても細かくわかれています。

子音を、『音』の種類としておおまかに分類すれば右のようになりますが、もともと子音は、母音と組み合わせなければ『音』として形になりません。 なので、 むしろ「発声」の方法として分類されることの方が多いかもしれません。

子音には有声の子音と無声の子音があります。ごく大まかな定義として、有声の子音は声帯振動を伴う子音であり、無声の子音は声帯振動を伴わない子音であると言っても良いでしょう(例外はありますが)。
破裂音、破擦音、摩擦音および側面摩擦音には有声音と無声音があります。
無開放閉鎖音はそもそも音を発しないので無声音です。
その他は、通常、有声音のみとされますが、はじき音およびふるえ音は無声的な発音も可能であり、実際にそのように発音されることがあります。

 
・清音
 ⇒
(か行・さ行・た行  ・な行・は行・ま行・  や行・ら行・わ行)
・濁音
 ⇒
(が行・ざ行・だ行  ・ば行)
・半濁音
  ⇒
(ぱ行)
・鼻濁音
・撥音⇒
(ん)
・促音⇒
(っ)
・長音⇒
(ー)
・拗音
  ⇒
(きゃ・きゅ・きょ    等の、仮名2文字   で表す音)

子音の種類
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参考: ウィキペディアフリー百科辞典